ジャンルを問わず太陽光発電のご紹介!
( 1 ) テレビにより,内部の構造は若干異なりますが,基本的な構成はほとんど同じです。
主な部品としては,ブラウン管,スピーカ,プリント基板,消磁コイル,偏向ヨーク,キャビネットなどとこれらを支える線材やネジがあります。
それでは,テレビの主要部品であるブラウン管について調べてみましょう。
ブラウン管は真空のため,破損した時に爆縮という現象を起こします。
この爆縮の際にガラスの飛散を防ぐための方法を防爆方式といい,過去にいろいろ方式が採用されてきました。
主な方式としてはテンションバンド方式(写真4.1),シユルボンド方式(写真4.2),P. P. G.方式があります。
図4.2に示すように,実証研究のデータではシェルポンド方式は3.72%,P. P. G.方式は0.04%で残りがテンションバンド方式でした。
シェルポンド方式とP.P.G.方式は数も少なしテンションバンド方式とは構造も異なることから区別して扱います。
ただし,最近の調査では,現在,シェルボンド方式やP.P.G.方式を採用している日本国内のブラウン管メーカーはないので,今後はテンションバンド方式の比率が増えてくることが予測されます。
テンションバンド方式のブラウン管の構造例を図4.3に示しますが,パネルガラス,ファンネルPゲラス,ネックガラス,防爆バンド,電子銃,マスクなどで構成されています。
また,ブラウン管にはシャドウマスクのブラウン管とトリニトロンのブラウン管があります。
構造上の大きな違いにマスク部がシャドウマスク(シャドウマスクブラウン管)とアパーチャグリル(トリニトロンブラウン管)がありますが, リサイクルを行う場合は同じ扱いでよいでしょう。
( 2 ) 冷蔵庫菜室やチルド室を設けるなどの多扉の傾向にあり,大型化され多様化してきています。
主な部品としては,キャビネット,扉,内箱, コンプレッサ,配管,断熱材などがあります。
また,冷却,保温のために冷媒フロン,冷凍機油,断熱材フロンが使用されています。
ただし,フロンについては1995年にオゾン層を破壊するといわれている特定フロン(CFC:クロロフルオロカーボン)が全廃され,最近では,冷媒フロンについては代替フロン(HFC:ハイドロフルオロカーボン)に変わり,断熱材フロンについては代替フロン(HFC),シクロベンタン,真空断熱材などに変わっています。
1997年に京都で行われた「温暖化防止京都会議」で, 日本は2008年から2012年までの聞に温室効果ガスの総排出量を全体で1990年に比べ6%減らすことが決まっています。
代替フロン(HFC)が地球温暖化に影響を与えるといわれていることから,さらに新しい物質への切換えが求められています。
( 3 ) 洗溜機洗濯機には全自動洗濯機と二槽式洗濯機があります。
図4.5に全自動洗濯機の構造の一例を示しますが,主な部品としては,キャビネット,パルセータ,洗濯槽,クラッチ,モータ,排水ホースなどがあります。
また,洗濯槽のバランスをとるためのパランサーとして,塩水が使用されていますが,これはコストが安く,比重が水より重く,冬期に氷結しないなどのメリットがあるからといわれています。
二槽式洗濯機の主な部品としては,キャビネット,洗濯槽,脱水槽,洗濯槽のモータ,脱水槽のモータ,底枠,排水ホースなどがあります。
また,脱水槽にパランサーとして塩水が使用されていることがあります。
また,最近の傾向として,全自動洗濯機の洗濯槽がフ。
ラスチック製からステンレス製になったものが目立つようになりました。
(4 ) エアコン示しますが,主な部品としては室内機はキャビネット,エアフィルタ,ファンモータ,熱交換器などがあります。
室外機はキャビネット,ファンモータ,熱交換器,コンブレッサなどがあります。
そして,コンブレッサの中に冷媒フロン(HCFC:ハイドロクロロフルオロカーボン)と冷凍機油が使用されています。
リサイクルを進める場合,製品の素材構成を知っておくことは大変重要です。
特に再資源化物質(鉄,銅,アルミニウム,ガラス,プラスチックなど)の比率をつかんでおく必要があります。
それでは,製品ごとに素材構成を見ていきましょう。
(1)テレビ全体重量の53%をガラスが占めており,ブラウン管のリサイクルが大切だということが理解できると思います。
ガラス以外の材料では鉄が12%,銅が3%,アルミニウムが1%あることがわかり,これらの金属の回収もまた大切です。
鉄はスピーカ,ブラケット,ブラウン管のシールドや防爆バンドなどに,銅は消磁コイルや偏向ヨークなどに,アルミニウムは放熱板などに使用されています。
また,プラスチックは26%ありますが,最近のテレビのキャビネットにはUL規格の94-VOクラスの難燃性プラスチックが使用されているのが特徴です。
最近の傾向としては,木製キャビネットからプラスチックキャビネットへの変更,金属部品のプラスチック化,内部構造の簡略化,部品の小型化などによるセット重量の軽量化,プラスチックの使用比率の増加などが上げられます。
また,ブラウン管では,高画質化に伴いマスクに線膨張係数の小さいインパー(Ni-Fe合金)という材料の使用比率が増えてきています。
インパー(INVAR) とは,ニッケル鋼の一種で,標準組成は鉄プラスチックMn: 0.4%, C: 0.2%, Ni: 36%,残りがFeで,線膨張係数が,鉄やニッケルの1/10と小さいことが特徴で,室温付近で約1.2X10-6/Kです。
( 2 ) 冷蔵庫みてみますと,鉄が49%,銅が4%,アルミニウムが1%あることがわかります。
したがって,これらの金属の回収がポイントといえるでしょう。
最近では金属の使用比率が減少し,プラスチックの使用比率が増加の傾向にあります。
この中の金属は主にキャビネット, コンブレッサ,配管などに使用されています。
この他に冷媒フロンと冷凍機油はコンプレッサ内にありますが,断熱材フロンは断熱材の発泡ウレタン内に封じ込まれています。
冷蔵庫のリサイクルが難しいといわれているのは,この断熱材ウレタンからのフロンの回収が困難とされているからです。
( 3 ) 洗漕機みてみますと,鉄が52%,銅が2%,アルミニウムが4%あることがわかります。
したがって,洗濯機もこれらの金属の回収がポイントといえるでしょう。
洗濯機についても,年々構成部品がプその他9%ラスチック化されており,金属の使用比率が減少し,プラスチックの使用比率が増加しています。
(4 ) エアコンに銅とアルミニウムの合計が27%あることが他の家電製品と異なります。
これは室内機,室外機に使用されている熱交換器が銅パイプとアルミニウムフィンでできているためです。
この熱交換器を取り出し,単独で処理すれば,高品位の銅とアルミニウムの回収が可能です。
その他にもキャビネット,コンブレッサからの金属の回収がポイントといえるでしょう。
それでは回収された資源物は本当の再利用されるのでしょうか。
また,有価物となるのでしょうか。
各資源ごとにそれらを調べてみましょう。
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